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進路 2026-09-18

大学ラクロスの「強豪校」はどう見分ける? 部活選びで知っておきたい実力の指標

「大学ラクロスの強豪校はどこなのか」を調べてから部活選びをしたい高校生・受験生は少なくありません。しかし野球やサッカーのように、メディアや協会が定期的に発表する「強豪校ランキング」は、ラクロスには存在しません。この記事では、公益社団法人日本ラクロス協会(JLA)が公開している公式情報をもとに、大学ラクロス部の実力を見分けるための3つの指標と、部活選びにどう活かせばよいかを整理します。

なぜラクロスには「公式の強豪校ランキング」がないのか

日本のラクロスは1986年に慶應義塾大学の学生が始めたのがルーツで、翌1987年にJLAが発足しました(出典: 日本ラクロス協会「ラクロスとは?」)。つまり競技そのものが大学の部活動として始まり、高校までに触れる機会がほとんどないまま全国に広がってきた歴史を持ちます。

高校の大会成績という「共通のものさし」が存在する野球やサッカーとは異なり、ラクロスは大学入学後にほぼ全員が同じスタートラインに立つ競技です。JLAは各地区リーグ・全国大会の結果は公表していますが、大学同士を格付けするランキングという形では情報を出していません。そのため「強豪校」は、リーグ戦の結果という一次情報から自分で読み解く必要があります。

実力を見分ける3つの公式な指標

指標1: 所属している「部」(1部・2部・3部)

大学ラクロスの地区リーグの多くは、加盟校を1部・2部・3部(規模によっては4部まで)に分けて運営しています。上位の部に所属しているほど、実力の近いチーム同士で試合を重ねてきた実績があると読み取れます。部・ブロックの分かれ方や、シーズン終盤の入替戦(昇格・降格)の仕組みについては、大学ラクロスリーグ戦の仕組みとは?で詳しく解説しています。

指標2: 地区リーグでの順位・入替戦の結果

同じ1部所属でも、優勝争いをしているのか、入替戦圏内で残留に苦しんでいるのかで、その年のチームの状態は大きく異なります。本サイトでは全国14リーグの結果・順位表を毎日自動更新でまとめているため、関東男子の順位表関西男子の順位表のように、志望する地区の最新の順位を直接確認できます。まとめサイトの古い評判ではなく、今シーズンの順位表を見る習慣をつけることが、実態に近い実力把握につながります。

指標3: 全日本大学選手権への出場実績

各地区のリーグ戦を勝ち抜いた先には、JLA主催の全日本大学選手権大会があります。出場枠は、7地区(北海道・東北・関東・東海・関西・中四国・九州)それぞれのリーグ優勝校に加え、前年度優勝校が所属していた地区のリーグ準優勝校にも与えられる仕組みです(出典: 日清食品 presents 第16回ラクロス全日本大学選手権大会 | JLA)。全国大会への出場歴が多い大学は、単年の好調ではなく、継続的に高いレベルを維持していると判断できる材料になります。

地区によって「強豪」の基準は変わる点に注意

大学ラクロスは全国7地区・男女14リーグに分かれており、地区ごとに加盟校数や部・ブロックの構成が異なります(出典: 全国地区公式戦:学生リーグ | JLA)。関東・関西は加盟校数が多く1部の競争も激しい一方、加盟校数が少ない地区では1部の絶対的なレベルが異なる場合があります。「1部所属」という事実だけを地区をまたいで単純比較するのではなく、志望する大学が実際にどの地区のどの部で戦っているのかを、順位表と合わせて確認することが大切です。

「強豪」を軸に大学を選ぶときの視点

経験者(高校までにプレー経験がある人)の場合

強豪部を志望校選びの軸にすること自体は自然な考え方です。ただし、大学ラクロス部の多くは新入生を選抜するセレクションを行っておらず、入部後の出場機会は経験や実力に応じて争われます。強豪部であるほど同学年のレベルも高くなりやすいため、「入部できるか」だけでなく「試合に出られるか」まで見据えて検討することをおすすめします。入部の一般的な流れについては、大学ラクロス部に「セレクション」はある?で解説しています。

未経験者(大学からラクロスを始めたい人)の場合

大学から始める人にとっては、強豪部が必ずしも最適な選択とは限りません。上位の部ほど経験者の比率が高まる傾向があるため、未経験者向けの基礎練習メニューや新入生へのフォロー体制が整っているかどうかも、部活選びで確認すべき重要なポイントです。部活選びで見るべき観点は、大学でラクロスを始めるには? 部活選びで見るべき5つのポイントにまとめています。

見学・体験会で実力を確認するときのチェックポイント

順位表や大会実績はシーズン終了後にしか確定しない情報です。新歓期の見学・体験会の段階では、次のような点を合わせて確認すると、数字だけでは見えない実力の雰囲気をつかみやすくなります。

見学の場では実力の話だけでなく、新入生の受け入れ体制についても質問してみると、順位表だけでは分からない部の雰囲気が見えてきます。

まとめ

ラクロスには野球やサッカーのような公式の「強豪校ランキング」は存在しませんが、「所属する部」「地区リーグでの順位・入替戦の結果」「全日本大学選手権への出場実績」という3つの指標を組み合わせれば、実力の傾向はある程度読み取れます。まとめサイトの古い評判に頼るのではなく、JLA公式情報と最新の順位表を自分の目で確認したうえで、経験の有無に応じた視点も加えながら部活選びを進めてみてください。

出典

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