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用具 2026-09-18

ラクロススティックの値段は?ポジション別の選び方と初期費用の目安

新歓でラクロス部への入部を決めた新入部員が最初にぶつかる疑問のひとつが、「スティックっていくらするのか」という値段の話です。ラクロス用品のECサイトを開いてみても、コンプリートスティックとパーツ単体が混在して並んでいて、しかもポジションもまだ決まっていない段階では、何を基準に選べばいいのか判断材料が見つかりにくいものです。この記事では、ラクロス用品専門店の掲載価格をもとに、スティックの値段がどんな構造で決まっているのかを整理します。

スティックは「ヘッド」「シャフト」「ポケット」の3つでできている

スティックの値段は3つの部品のどれをどう買うかで決まるため、まず構造を押さえておくと価格表の見方が分かりやすくなります。

ラクロスのスティック(クロスとも呼ばれます)は、大きく分けて3つの部品で構成されています。先端にある網状の部分が「ヘッド」で、ボールをキャッチしたりパスやシュートを投げたりする役割を担います。ヘッドを支える棒状の部分が「シャフト」で、握って振るための土台です。そしてヘッドの網目部分が「ポケット」で、ボールの収まり具合やコントロール性を左右します。

スティックの買い方には大きく2通りあります。ひとつは、ヘッド・シャフト・ポケットがあらかじめ組み上がった状態で販売されている「コンプリートスティック」を購入する方法。もうひとつは、ヘッドとシャフトを別々に選んで自分で組み合わせる「パーツ別買い」です。初めてスティックを選ぶ新入部員にとっては、まずどちらの買い方が自分に合っているかを知ることが出発点になります。

なお、男子ラクロスと女子ラクロスではスティックそのものが別物として販売されています。ルールや競技性の違いから設計思想が異なるためで、詳しくは男子ラクロスと女子ラクロスはこんなに違うでも取り上げています。この記事でも、男子用・女子用・ゴーリー用をそれぞれ分けて価格を見ていきます。

2026年9月時点の値段の目安を、5つの区分で見る

専門店の掲載価格を並べると、男子用コンプリートは1万円台前半から3万円台前半、女子用はさらに上まで価格の幅があります。

以下は、ラクロス用品専門店のオンラインストアに2026年9月時点で掲載されていた商品の価格帯を区分ごとにまとめたものです。

区分掲載価格レンジ(税込)備考
男子用コンプリートスティック12,100円〜31,400円11商品を掲載(LAX KONG)
男子用ヘッド単体17,300円〜39,700円85商品を掲載(LAX KONG)
男子用シャフト単体13,800円〜48,300円30インチ/36インチ/60インチの3区分(LAX KONG)
女子用スティック12,600円〜75,200円主にコンプリートモデル(LAX KONG)
ゴーリー用スティック20,500円〜42,800円フィールドプレーヤー用とは別カテゴリ(LAX ZONE)

この価格は、あくまで2026年9月時点で各専門店のオンラインストアに掲載されていた商品の価格幅であり、市場全体の相場を調査した結果ではありません。為替や素材コスト、在庫状況によって掲載価格は変動するため、購入を検討する時期に改めて各店の最新価格を確認することをおすすめします。

コンプリートとパーツ別買い、どちらが安いのか

数字だけ見れば、最初の1本はコンプリートの方が総額を抑えやすい構造になっています。

上の表を使って単純に計算すると、ヘッド単体の下限価格である17,300円と、シャフト単体の下限価格である13,800円を組み合わせた場合、合計は3万円台に達します。一方で男子用コンプリートスティックの下限は12,100円のため、パーツを個別に選んで組み合わせるよりも、コンプリートを選んだ方が総額を抑えやすいという傾向が価格表からは読み取れます。

ただし、パーツ別買いには「ヘッドだけを買い替えられる」というコンプリートにはない利点もあります。プレーに慣れてポジションが固まってきた段階で、シャフトはそのままにヘッドだけを自分に合ったモデルへ変更する、といった段階的な買い方ができる点は、後の章で改めて触れます。

女子用とゴーリー用は価格の幅が違う

女子用は上位モデルの価格帯が広く、ゴーリー用は下限自体が高めに設定されています。

女子用スティックは12,600円から75,200円までと、男子用コンプリートに比べて上限が大きく広がっています。主にコンプリートモデルとして販売されていることもあり、モデルによる価格の開きが大きい区分といえます。一方でゴーリー用スティックは20,500円から42,800円で、下限の時点で男子用コンプリートの下限を上回っています。ゴーリーは専用に設計されたヘッドを使うため、フィールドプレーヤー用とは別枠の出費として考えておく必要があります。ゴーリーというポジションの役割についてはゴーリーの役割と練習法で詳しく解説しています。

ポジションによって「選ぶもの」と「値段」が変わる

ラクロスのスティックはポジションを前提に設計されており、専門店の商品分類にもそれが表れています。

たとえばLAX KONGの男子用ヘッドのページには「ポジションで探す」という絞り込み機能があり、アタック・ミディ・ディフェンス・オールラウンド・ミッド・フェイスオフという5つの区分でヘッドを探せるようになっています。これは、メーカー側がポジションごとに異なる設計のヘッドを用意していることの表れといえます。新入部員のうちはポジションが決まっていないことも多いですが、将来的にはこうした区分の中から自分に合ったヘッドを選んでいくことになります。

アタック・ミッドフィルダーは短いシャフトが基本

アタックやミッドフィルダーは、取り回しのよさが求められるポジションです。LAX KONGのシャフトは30インチ・36インチ・60インチの長さ区分で販売されており、アタックやミッドフィルダーは短めの30インチ帯を選ぶことが基本とされています。一般的には、初心者はまず短めのシャフトの方が扱いやすいと紹介されることが多いようです。

ディフェンスは長いシャフトになるぶん、価格も上がりやすい

ディフェンスのポジションでは、相手との距離を取りながらプレーするために60インチのロングシャフトが使われます。専門店でも60インチは30インチ・36インチとは別の区分として販売されており、シャフトが長くなるぶん使用される素材の量も増えるため、上位モデルでは価格が上がりやすい傾向があるとされています。ただしこれは一般的な傾向であり、すべてのロングシャフトが高額になるわけではありません。

フェイスオフ担当は専用のヘッドが用意されている

試合の再開時にボールを奪い合うフェイスオフを担当する選手向けには、専用設計のヘッドが別区分として用意されています。フェイスオフはルール上も特殊な技術が求められるポジションであり、道具の面でも専用性が高いことがうかがえます。

ゴーリーは別カテゴリとして考える

先に触れたとおり、ゴーリー用スティックはフィールドプレーヤー用とは別カテゴリで販売されており、価格帯も20,500円からとやや高めです。ポジションがゴーリーに決まった場合は、フィールドプレーヤー用のスティックの延長では選べないことを念頭に置いておく必要があります。

値段の差はどこから生まれるのか

同じコンプリートでも1万円台と3万円台があるのは、シャフトの素材とヘッドのグレードの差が大きいと説明されています。

一般的には、シャフトの素材によって重量や価格が変わるとされています。アルミ系の素材を使ったモデルは比較的手に取りやすい価格帯に多く、より軽量な上位素材を使ったモデルほど価格が上がる傾向があると紹介されることが多いようです。ヘッドについても、剛性やしなりの設計、使用されている樹脂の種類によって価格差が出ると一般的に説明されています。この記事では確認できた具体的な素材別の価格数値がないため、あくまで一般的な傾向として紹介するにとどめますが、値段の違いが単なるブランドの差ではなく、素材や設計の違いに由来している場合が多いという点は押さえておくとよいでしょう。

スティック単体ではなく「用具一式」で予算を組む

実際に新入部員が支払うのはスティック代だけではないため、最初に総額の見取り図を持っておくと計画が立てやすくなります。

男子ラクロスではヘルメット・ショルダーパッド・アームパッド・グローブ・マウスガードといった防具一式が必要になり、女子ラクロスではアイガードとマウスガードが中心になるなど、男女で揃える防具の構成が大きく異なります。防具それぞれの選び方についてはラクロス防具の選び方で詳しく解説しているので、スティックと合わせて確認しておくと予算感がつかみやすくなります。

用具一式の初期費用については、一般的には男子で約8〜10万円、女子で約4〜6万円が目安として紹介されることがあります(出典: スポスルマガジン)。これはあくまで他メディアで紹介されている目安であり、専門店の掲載価格を編集部が直接調査した数値ではないため、参考程度に捉えてください。

また、入部後にはスティックや防具の購入費用に加えて、部費や遠征費といった継続的な費用もかかってきます。部単位でかかる費用の考え方はラクロス部の部費はいくら?でまとめているので、あわせて確認しておくと初年度の総支出をイメージしやすくなります。

最初の1本で失敗しないための、時間軸の考え方

ポジションが決まる前と決まった後で買い方を分けると、初期費用を抑えながら自分に合う道具に近づけます。

大学ラクロス部の1年目の春は、多くの場合まだポジションが流動的な時期です。この段階で高額なポジション特化モデルをそろえる必要は薄く、まずは汎用性の高いコンプリートスティックを1本用意し、練習の中で自分に合うポジションを見つけていくという進め方が現実的です。コンプリートは前述のとおり総額を抑えやすい買い方でもあるため、最初の1本としては選びやすい選択肢といえます。

ポジションが固まってきた段階で、次のステップに進むという考え方もできます。たとえばディフェンスに決まればロングシャフトを追加で購入する、あるいは自分のプレースタイルに合わないと感じたヘッドだけを買い替える、といった形です。最初からすべてをそろえるのではなく、必要になった部品から段階的に更新していく買い方は、パーツ別買いができるというスティックの構造を活かした進め方でもあります。

中古品や先輩からの譲り受けも、初期費用を抑える選択肢のひとつです。ただしスティックのポケット部分は使用とともに網目がへたり、ボールの収まり具合やコントロール性が変化していくものです。譲り受ける際は、ヘッドやシャフトの傷みだけでなく、ポケットの状態も確認してから使い始めることが大切です。

また、部によっては新入部員向けに用具の貸し出しを行っている場合もあるようです。これはチームによって対応が異なる一般的な話であり、すべての部に当てはまるわけではありませんが、購入前にチームへ確認してみるのは現実的な進め方です。特に入部したばかりで、まだどのくらい本格的に競技を続けるか決めきれていない段階では、貸し出し制度の有無を先に聞いておくと無駄な出費を避けられる可能性があります。

なお、自分が所属することになるチームがどのリーグ・どのブロックで戦っているかによって、対戦相手のレベルや試合の強度も変わってきます。こうした情報は本サイトの順位表で確認できるので、用具選びと合わせてチェックしておくと、自分のチームが置かれている競技レベルのイメージがつかみやすくなります。

まとめ

ラクロスのスティックの値段は、男子用コンプリートが1万円台前半から3万円台前半、男子用ヘッド単体が1万円台後半から3万円台後半、男子用シャフト単体が1万円台前半から4万円台後半、女子用が1万円台前半から7万円台、ゴーリー用が2万円台前半から4万円台前半というように、専門店の掲載価格を見ると区分ごとに幅があります(2026年9月時点)。数字だけを比較すると、パーツを別々に買うよりもコンプリートスティックの方が総額を抑えやすい構造になっている点も押さえておきたいポイントです。

そのうえで、ポジションが決まる前はコンプリート1本から始め、ポジションが固まった段階でヘッドの買い替えやロングシャフトの追加といった形で段階的に更新していくという考え方は、初期費用を抑えながら自分に合う道具に近づけていく現実的な進め方といえます。自分が所属することになるチームの詳細は、全国8地区のチーム一覧からも確認できます。スティック選びに迷ったら、まずは所属チームの先輩やラクロス用品専門店のスタッフに相談してみることをおすすめします。

出典

本記事の価格は2026年9月時点で各店のオンラインストアに掲載されていた商品の価格を編集部が確認したものです。価格・在庫は変動するため、購入時は各店の最新情報を確認してください。

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