就活 2026-08-24

ラクロス部の就活はいつから? リーグ戦と重なる年間スケジュールの組み方

大学ラクロス部の学生から「就活はいつから動き出せばいいのか」と聞かれることがよくあります。答えを難しくしているのは、ラクロスのリーグ戦シーズンが、就活の山場と真正面から重なっているという構造です。夏のインターンシップ期間はリーグ戦の開幕と重なり、本選考のピークは最終学年のシーズン準備期にぶつかります。この記事では、公式に公表されている日程をもとに両者のカレンダーを並べ、学年ごとに何を前倒しすべきかを整理します。

自己PRの作り方そのものについてはラクロス部の経験は就活でどう評価される?で扱っているため、この記事では「時間の使い方」に絞って解説します。

就活とラクロスの年間カレンダーはどう重なるのか

就職・採用活動の公式日程

政府(就職・採用活動日程に関する関係省庁連絡会議)が示している就職・採用活動日程の考え方では、卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降が広報活動の開始、6月1日以降が採用選考活動の開始、10月1日以降が正式な内定日とされています。2027年度卒業・修了予定者についても、この日程ルールは維持されています。

ただし同資料では、実態がこのルールより前倒しになっていることも報告されています。広報活動を2月以前に開始した企業や、採用選考活動を5月以前に開始した企業が相当数にのぼるとされており、実際の動き出しは公式日程より数か月早いと考えておくのが現実的です。とくにインターンシップ経由の早期選考は年々存在感を増しています。

大学ラクロスのシーズン

大学ラクロスの地区リーグは、夏から冬にかけて行われます。たとえば2026年の関東学生ラクロスリーグ戦(第38回)は、7月4日の開幕戦から12月20日(予定)までの日程で実施されています。全国7地区(北海道・東北・関東・東海・関西・中四国・九州)でそれぞれ地区リーグが開催され、各地区の優勝校などが出場する全日本大学選手権は例年11月から12月にかけて行われます。

つまり大学ラクロス部にとっての「シーズン」は、おおむね7月から12月までの半年間です。各地区の最新の日程は試合日程ページで確認できます。

重なりを一覧で見る

時期就活側の動きラクロス側の動き
3年 4〜6月夏インターンの募集・エントリーシーズン前の準備期、練習試合
3年 7〜9月夏インターン本番・早期選考の入口リーグ戦開幕・序盤戦
3年 10〜12月秋冬インターン、業界研究リーグ戦終盤・全日本大学選手権
3年 1〜2月エントリーシート準備、面接練習オフ期・新チーム始動
4年 3〜5月広報活動開始、説明会・ES提出シーズン前の追い込み
4年 6〜8月採用選考のピーク最終シーズン開幕
4年 9〜12月内定・入社準備最終シーズン終盤、引退

こうして並べると、衝突が起きるのは3年生の夏4年生の初夏の2か所に集中していることがわかります。逆に言えば、この2つの時期に何を持ち込まずに済ませるかを設計できれば、両立の難易度は大きく下がります。

学年別・逆算スケジュール

2年生の冬〜3年生の春:オフ期にやるべきことを全部やる

シーズンが7月開幕である以上、まとまった時間が取れるのは1月から6月までです。この期間にやっておきたいのは次の3つです。

3年生の夏:最大の山場

夏のインターンシップとリーグ戦の序盤戦が重なります。ここを乗り切るコツは、インターンの参加数を欲張らないことです。数を追って練習も選考も中途半端になるより、志望度の高い数社に絞って参加し、そこでの経験を後の選考で語れる状態にしておくほうが結果につながります。

複数日程から選べるプログラムも多いため、チームの試合日程が公表された時点で、参加可能な日程を先に洗い出しておくと選択が速くなります。各地区の日程や結果は順位表ページからも追えます。

3年生の秋〜冬:シーズン終了直後が勝負

リーグ戦が終わり、新チームが始動するまでの短い期間は、就活準備にとって最も効率のいい時間帯です。この時期にエントリーシートの骨子と面接での想定問答を固めておくと、4年生になってからの負荷が大幅に下がります。

自己PRの材料としては、リーグ戦という数字で結果が出る舞台での経験が使いやすいものです。勝敗そのものよりも、課題をどう特定し、何を変え、どう結果が変わったかという流れで整理しておきましょう。

4年生の春〜夏:選考と最終シーズンの並走

3月の広報活動開始から6月以降の選考ピークまでは、最終シーズンの準備期と丸ごと重なります。ここで効いてくるのが、チーム内での事前共有です。

「就活で練習を休む」ことを言い出しにくい空気のチームもありますが、同じ状況は毎年必ず起きます。前の代がどう調整したかを聞いておくと、話を切り出しやすくなります。

両立のために効く5つの工夫

  1. 日程は「先に埋まっているほう」を基準にする: 試合日程は動かせません。動かせる予定(説明会、面談、OB訪問)を後から埋める順番にすると調整の手戻りが減ります
  2. エントリーシートは使い回せる形で書く: 一社ごとにゼロから書くと時間が足りません。経験のエピソードを部品として持っておき、設問に合わせて組み替える形にします
  3. OB・OGを情報源にする: 同じ部活の先輩は、シーズンと就活を両立した実体験を持っています。業界研究より先に「時間の使い方」を聞くほうが役に立つ場面も多いはずです
  4. オフ期に前倒しできるものは全部前倒す: 自己分析、業界研究、面接練習はシーズン中に着手すると必ず後回しになります
  5. 引退時期から逆算する: 12月の引退まで走り切るのか、リーグ戦終盤で就活に軸足を移すのか。どちらを選ぶにせよ、早めに決めておくほど選択肢が残ります

体育会での活動と就活の両立に不安がある場合は、体育会学生の就職支援に取り組む「ツナカレ就活」のような専門サービスに相談してみるのも選択肢のひとつです。部活のスケジュールを前提にした相談ができる点が、一般的な就職支援サービスとの違いになります。

よくある疑問

部活を理由に選考日程の調整をお願いしてもいいのか

問題ありません。むしろ「大学の公式戦のため」と具体的に伝えたほうが、企業側も日程を調整しやすくなります。避けたいのは、直前になって連絡することです。試合日程は数か月前に公表されるため、選考が進んだ段階で先に共有しておくのが最も安全です。

引退してから始めるのでは遅いのか

12月引退から動き出す場合、広報活動開始(3月1日)までに準備期間が約3か月あります。決して不可能ではありませんが、夏インターン経由の早期選考ルートには乗れません。3年生の夏に最低限の接点を作っておくことが、選択肢を広げる分岐点になります。

卒業後もラクロスとの関わりは続くのか

社会人・クラブチームのリーグが存在するため、卒業後も競技を続ける選択肢があります。就職先を選ぶ際に「競技を続けられる環境かどうか」を条件に入れる学生も少なくありません。この点はラクロス部出身者のキャリアで詳しく整理しています。

まとめ

ラクロス部の就活で難しいのは、能力でも実績でもなく時間の配分です。リーグ戦は7月から12月、就活の山は3月から6月。この2つのカレンダーを並べたうえで、オフ期に前倒しできるものを徹底的に前倒しておくことが、両立の実質的な答えになります。

まずは自分の地区の来季リーグ戦日程を確認し、動かせない予定を先にカレンダーへ書き込むところから始めてみてください。

出典

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