大会ガイド 2026-09-24
大学ラクロスの「全国7地区」とは? 14リーグの部・ブロック構成の違いを解説
大学ラクロスの試合結果を追っていると、「1部Aブロック」という表記を見る地区がある一方で、「1部」としか書かれていない地区もあることに気づきます。同じ大学ラクロスの公式戦なのに、なぜ地区によって表記が違うのでしょうか。この記事では、大学ラクロスの公式戦が全国7地区でどのように運営されているのか、その構成の違いを公益社団法人日本ラクロス協会(JLA)の公開情報と各地区の順位表をもとに整理しました。
大学ラクロスの公式戦は全国7地区・14リーグ
大学ラクロスの学生公式戦は、北海道・東北・関東・東海・関西・中四国・九州という全国7地区で、それぞれ独立したリーグ戦として開催されています。さらに男子・女子それぞれに専用のリーグが設けられているため、全国では合計14の学生リーグが並行して運営されている計算です。
同じ大学ラクロスでも、所属する地区が違えば対戦相手も日程もまったく異なります。自分が応援する大学の試合を追いたい場合は、まずその大学がどの地区・どのリーグに所属しているかを確認しておくとスムーズです。
地区によって大会の「回数」が違う ― 歴史の長さが見える数字
各地区のリーグ戦には、それぞれ「第◯回」という大会回数が付けられています。2026年度時点の各地区の大会名称を並べると、次のようになります。
| 地区 | 2026年度の大会 |
|---|---|
| 北海道 | 第31回北海道学生ラクロスリーグ戦 |
| 東北 | 第32回東北学生ラクロスリーグ戦 |
| 関東 | 第38回関東学生ラクロスリーグ戦 |
| 東海 | 第34回東海学生ラクロスリーグ戦 |
| 関西 | 第36回関西学生ラクロスリーグ戦 |
| 中四国 | 第33回中四国学生ラクロスリーグ戦 |
| 九州 | 第34回九州学生ラクロスリーグ戦 |
回数が最も多い関東が最も歴史の長い地区であることがわかります。大学ラクロスの学生リーグ戦は関東から始まって全国に広がった競技であるため、地区によって開催の歴史・加盟校数に差があるのは自然なことです。回数の差は、そのまま地区の規模や競技人口の広がり方を映し出していると言えます。
部・ブロックの分け方は地区でこんなに違う
大会の回数だけでなく、リーグ戦の「階層構造」も地区によってかなり異なります。実際に各地区の順位表を見比べると、次のような違いが見えてきます。
関東:1部から3部、さらにA・Bブロックまで細分化
加盟校数が最も多い関東は、1部・2部・3部それぞれをさらにA・Bブロックに分けるという、最も細分化された運営方式を採っています。ブロックごとの総当たりでシーズン前半の順位を決め、その結果が入替戦や全国大会出場権に絡んでいく仕組みです。
関西:1部・2部・3部(ブロック分けなし)
関西は1部・2部・3部という3階層を持ちながらも、関東のようなブロック分けは行っていません。各部の中で加盟校が直接総当たりを行う、比較的シンプルな構成です。
東海・中四国:1部・2部の2階層
東海と中四国は、1部・2部の2階層で運営されています。関東・関西に比べると階層はシンプルですが、上位の部と下位の部で入替戦が組まれる基本的な考え方は共通しています。
北海道・東北・九州:部分けのないシングルリーグ
一方、北海道・東北・九州の3地区は、部やブロックによる分割を行わず、加盟校全体で1つのリーグとして総当たりを行っています。加盟校数がまだそれほど多くない地区では、部を分けずに全チームが総当たりする方式のほうが、公平にシーズンを戦えるという事情があります。
なぜ地区によって構成が違うのか
大学ラクロスは全国一律のルールで運営されているわけではなく、各地区の学生連盟が、その地区の加盟校数や競技レベルの分布に応じて部・ブロックの構成を決めています。加盟校が多く実力差も大きい地区では、部を細かく分けて実力の近いチーム同士で戦えるようにする一方、加盟校がまだ少ない地区では、シンプルな総当たり方式のほうがリーグ戦として機能しやすいという違いがあります。大学ラクロスのリーグ戦全体の仕組み(部・ブロック・入替戦の考え方)も合わせて確認すると、地区ごとの違いがより立体的に理解できます。
応援する大学の地区を確認する方法
自分の出身大学や気になる大学がどの地区のリーグに所属しているかは、大学名で検索するか、各地区のチーム一覧ページから確認できます。本サイトでは全国7地区・14リーグの結果と順位表を毎日自動更新でまとめているため、応援したい大学が決まったら、その地区の順位表をブックマークしておくとシーズンを通して追いやすくなります。
地区をまたいだ頂点、全日本大学選手権への道
7地区それぞれのリーグ戦を勝ち抜いた優勝校は、全日本大学選手権大会で全国の頂点をかけて対戦します。地区ごとに加盟校数や階層構造は違っても、その先に全国大会というひとつの舞台がつながっている点は共通です。地区の構成の違いを知っておくと、「この地区は1部の争いがそのまま全国切符に直結する」「この地区は部・ブロックを勝ち上がる過程そのものが見どころ」といった、地区ごとの楽しみ方の違いも見えてきます。初めて大学ラクロスを観戦する際の基本的な準備は、大学ラクロス観戦ガイドでも紹介しています。
まとめ
大学ラクロスの公式戦は、全国7地区・男女14リーグという構造こそ共通していますが、大会の開催回数や部・ブロックの分け方は地区によって大きく異なります。関東のように1部から3部・A/Bブロックまで細分化された地区もあれば、北海道・東北・九州のように部分けのないシングルリーグで運営されている地区もあります。この違いを知っておくと、応援する大学の地区の順位表を、これまでとは違った視点で楽しめるはずです。まずは自分が応援する大学の地区を確認し、その地区ならではのリーグ戦の見どころを追いかけてみてください。
出典
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