就活 2026-10-06
ラクロス部はインターンといつ両立する? 練習・リーグ戦と重ねないタイプ別の選び方
「インターンには行きたいけれど、練習やリーグ戦と重なって参加できない」。ラクロス部の3年生から、毎年のように聞く悩みです。大学ラクロスの地区リーグは夏から冬にかけて行われるため、インターンシップの募集・開催が集中する時期とシーズンが重なりやすいのが実情です。
この記事では、インターンシップを「全部に参加するもの」ではなく「目的に合わせて選ぶもの」と捉え直し、ラクロス部の年間カレンダーと重ねながら、どのタイプにいつ参加するのがよいかを整理します。就活全体の年間スケジュールはラクロス部の就活はいつから?で扱っているため、ここではインターンへの参加判断に絞って解説します。
そもそもインターンシップには4つのタイプがある
「インターン」と呼ばれるものは、実は内容も期間もさまざまです。産学協議会(経団連と大学側で構成)の整理では、産学協働によるキャリア形成支援の取り組みを次の4タイプに分けています。
| タイプ | 名称 | 特徴 |
|---|---|---|
| タイプ1 | オープン・カンパニー | 企業・業界の情報提供が中心。単日開催が多い |
| タイプ2 | キャリア教育 | 教育目的のプログラム。企業の協力を得て実施 |
| タイプ3 | 汎用的能力・専門活用型インターンシップ | 就業体験を含む。一定の期間が必要 |
| タイプ4 | 高度専門型インターンシップ | 大学院生などが対象の、より専門性の高い内容 |
このうち、インターンシップとして位置づけられるのはタイプ3とタイプ4で、タイプ1・2は「インターンシップ」とは区別されます。また、就業体験を含まない短期・単日のプログラムは、参加した学生の情報を採用活動に活用できる対象にはなりません。専門活用型(タイプ3の一種)は2週間以上の実施が要件とされています。
つまり、「1日だけ参加したから選考で有利になる」とは限りません。逆に、自分の目的が「企業を知ること」なら、単日のタイプ1で十分という場面も多くあります。この区別を知っておくだけで、リーグ戦シーズンに無理な日程を組まずに済みます。
ラクロス部の1年とインターンの時期を重ねる
地区リーグの日程は年によって異なりますが、たとえば2026年の関東学生ラクロスリーグ戦(第38回)は、7月4日の開幕戦から12月20日(予定)までの日程で実施されています。シーズンの中心は7月から12月です。一方、夏のインターンの募集は春から初夏にかけて始まり、開催は夏休み期間に集中します。
| 時期 | インターン側 | ラクロス側 | 動き方の目安 |
|---|---|---|---|
| 3年 1〜3月 | 夏インターンの情報収集、ES準備 | オフ期・新チーム始動 | 志望の方向性をゆるく決める |
| 3年 4〜6月 | 夏インターンの応募・選考 | シーズン前の準備期 | エントリーはここで済ませる |
| 3年 7〜9月 | 夏インターン本番 | リーグ戦開幕・序盤戦 | 試合日程を避けて参加できるものに絞る |
| 3年 10〜12月 | 秋冬インターン | リーグ戦終盤 | 無理な参加は避け、オンライン中心に |
| 3年 12〜2月 | 冬インターン、業界研究 | オフ期 | まとまった期間のプログラムに向く |
ポイントは、応募の時期は練習の負担が比較的軽い春〜初夏にあり、本番の時期はリーグ戦と重なるという構造です。応募段階で「参加できる日程」をきちんと見積もっておかないと、通過してから辞退することになりかねません。
タイプ別・参加の考え方
単日・短期(オープン・カンパニー型):シーズン中でも組み込みやすい
1日または半日で完結するプログラムは、試合のない週の平日に組み込みやすい形式です。オンライン開催のものは移動時間もかからず、練習の合間に参加できます。目的は「業界や企業の雰囲気を知ること」と割り切り、数を追いすぎないことが大切です。
数日〜数週間の就業体験型:オフ期や試合の空き週を狙う
就業体験を伴うプログラムは、拘束時間が長くなります。リーグ戦の試合日と練習を避けて参加できる日程が確保できるかを、応募前にチームの年間予定と照らして確認しましょう。複数の開催日程から選べるプログラムであれば、チームの試合日程が公表されてから選ぶのが安全です。
参加の優先順位をつけるなら、次の順番がおすすめです。
- 志望度が高い業界・企業のプログラム
- 志望は決まっていないが、自分の経験を活かせそうな仕事を知れるプログラム
- 日程が合うから参加するプログラム(優先度は低めに)
「とりあえず多く参加する」より、参加したあとに面接で語れる経験を数個つくるほうが、結果として質の高い準備になります。
インターンと部活を両立する実務の工夫
日程は「動かせないほう」を先にカレンダーへ
試合日程は動かせません。まず試合・合宿・チームの重要な練習日をカレンダーに入れ、その空白に説明会やインターンを当てはめる順番にします。
主将・幹部には早めに共有する
インターンの選考日や参加日が決まった段階で、なるべく早くチームに伝えることが信頼関係の基本です。練習を休む理由が曖昧だと、チーム内の不満につながります。事前に「この週は参加できない」と共有しておけば、代役や役割分担の調整も進みます。
企業側にも「公式戦の日程」を伝える
選考や参加日程を調整したいときは、「大学リーグ戦の公式戦のため」と具体的に伝えるのが近道です。日程が数か月前に公表されることを説明すると、企業側も調整しやすくなります。連絡は早ければ早いほど受け入れてもらいやすくなります。
参加したら、その日のうちに言語化しておく
インターンでの経験は、後の志望動機やガクチカにつながります。参加した日のうちに「何を任された」「何に気づいた」をメモに残しておくと、シーズン中で時間がない時期でも、後からエントリーシートに使い回せます。ガクチカの組み立て方はラクロス部の「ガクチカ」の書き方も参考にしてください。
参加しない選択をしても遅くない
リーグ戦に集中したいために、夏のインターンをほとんど見送る学生もいます。この選択自体は決して間違いではありません。
- シーズン終了後(12月以降)に、冬のインターンや説明会へ参加する
- OB・OG訪問で、業界や仕事の理解を補う(ラクロス部のOB・OG訪問のやり方)
- 4年生の広報活動解禁(3月)以降に、説明会や選考で挽回する
政府が示している就職・採用活動日程の考え方では、広報活動は3月以降、採用選考は6月以降が原則とされています。ただし、実際にはこれより前倒しで動く企業が少なくないことも報告されています。「夏に行かなかったから終わり」ではありませんが、早めに接点を作っておくと選択肢が増えるというのが現実的な捉え方です。
インターンで「ラクロス部らしさ」をどう活かすか
インターンの現場でも、ラクロス部での経験は活きます。たとえば次のような場面です。
- 初対面のメンバーとすぐにチームを組んで動く力
- 限られた時間の中で優先順位をつけて動く力
- 役割(主将・渉外・マネージャーなど)を通じて培った、周囲を動かす経験
自己PRとして整理する方法は、ラクロス部の経験は就活でどう評価される?で詳しく扱っています。
迷ったときの相談先
部活のスケジュールを前提に、インターンや就活の優先順位を相談したい場合は、体育会学生の就職支援に取り組む「ツナカレ就活」のような専門サービスを活用するのも一つの方法です。競技のスケジュールを前提にした相談ができる点が、一般的な就職支援との違いになります。
まとめ
- インターンは4タイプに分かれ、目的に合わせて選べば全部に参加する必要はない
- 応募は春〜初夏に済ませ、本番はリーグ戦の試合日を避けて組む
- 日程はチームの予定を先に入れ、早めに部内・企業へ共有する
- 見送った場合も、冬のプログラムやOB・OG訪問で補える
まずは自分の地区の来季リーグ戦日程を確認し、動かせない予定を先にカレンダーへ書き込むところから始めてみてください。各地区の日程は試合日程ページで確認できます。
出典
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